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防錆剤の使用を急務とする車体整備の施工事例
はじめに
車体は各パネルが溶接で組み立てられています。パネル自体は防錆鋼板なので錆びづらくなっていますが、溶接部に熱が加わることにより酸化し錆が発生します。また袋状の中空部は結露により錆が発生します。
従ってそれらの部位に対して防錆が必要です。ちなみに欧州車は新車ラインで標準になっています。
特に冬期間、道路に塩を撒いている地域においてはこの措置は重要です。
パーツの交換時に防錆剤を使用するパーツ名と位置
■ドアパネル(内部の裾)   ■サイドシル(内部全体) ■クオータ―パネル(内部裾・溶接部)
■メンバー類全て(内部全体) ■ピラー類全て(内部全体)■フロアーパネル
■フード・トランクパネル(裏の内部)

※防錆剤はWAXなので塗装終了後に防錆処理を行う
後部事故による車体整備 ※防錆をしていない車の錆現状
【交換部品】
①Rフロアーパン
※全面交換ではなく後部三分の一カット
②Rクロスメンバー
③バックドア
④Rバンパー
※外部防錆①・②・サスペンションメンバー
※内部防錆②・③・サスペンションメンバー

※注意
錆の部位に塗料系のチッピングコートを使用するとはがれるのでその際は防錆剤を使用する。
また同時にフレームの内部防錆も行う。

但し錆が無ければチッピングコートでもOKですが、内部防錆は必要です。

防錆剤による防錆処理手順※塗装終了後に行う
■内部防錆用のロングノズル(50㎝)は使用前に真直ぐに伸ばしてから使用する
『左クオーターインナー』~700番使用
①テールの取り付け部からアーチの内部にロングノズルを奥まで挿入し700をスプレーしながらノズルをゆっくり引き戻す(内部防錆)
※アウターのアーチから染み出てくるまで注入
『左サスペンションメンバー』『Rクロスメンバー』~750番使用
①メンバー周囲の錆に750を塗布(錆止め処理)
※750が垂れ落ちない程度に塗布する

②サスペンションメンバーとRクロスメンバーの穴からロングノズルを奥まで挿入し750をスプレーしながらノズルをゆっくり引き戻しながら注入する(内部防錆)
※挿入する穴の位置を変えながら
750が隅々まで行き渡るまで念入りに行う

『Rフロアーパン』~1600番使用
①後部フロアー全体に1600を厚目に塗布する
※パネルの合わせ目の隙間が埋まる様に行う(防水処理)



『バックドア』~700番使用
①水抜きの穴からロングノズルを挿入して700をスプレーしながら引き戻す
※左右のコーナーにも行き渡る様に行う
※水抜きの穴から多少あふれ出るまで注入する


②バックドアを閉めて700が垂れ落ちるまで数十分放置してから裾をウエス等で拭き取る
※納車後も幾分垂れてくる場合があるので事前にお客様に告知しお客様に拭きとりをお願いして下さい

施工料金については指定工場までお問い合わせください